導入事例
衛星無線
IP無線
本庄市は埼玉県の西北に位置する人口約8万人の都市です。
災害対策基本法の規定に基づき定めた地域防災計画を定期的に見直す中で、緊急時の情報通信手段を強化・改善されました。
発災時には各部署および避難所などとのすばやい情報共有により、すみやかに災害対応できるよう、応急体制の構築を進めています。
本庄市は埼玉県の西北に位置する人口約8万人の都市です。
災害対策基本法の規定に基づき定めた地域防災計画を定期的に見直す中で、緊急時の情報通信手段を強化・改善されました。
発災時には各部署および避難所などとのすばやい情報共有により、すみやかに災害対応できるよう、応急体制の構築を進めています。
無線機の使用環境
山間部を含む、総面積約90㎢の市内全域が通信エリアとなります。
道路危険箇所のパトロールで職員が山間部に入ることがあるため、携帯電話の電波が入らないエリアから通信できる手段も確保しておく必要があります。
無線機の導入で改善したこと
お困りごと1
移動系防災行政無線を使用していたが、維持管理や増設などにかかるコストの大きさが悩みのタネだった。
お困りごと2
移動系防災行政無線は同報系防災無線とも連携しているため、誤って市中の拡声子局を鳴らしてしまわないよう注意が必要であり、移動系防災行政無線の操作は強い緊張感を伴う業務だった。
また、受発信のためには操作卓のある防災行政無線室に居なくてはならないという制約があった。
通信の例
- 定期訓練
-
情報収集記録訓練、避難所開設訓練 など
- 緊急時
-
被災状況、避難所設置、物資調達等に関する情報共有・指示の伝達 など
同報系防災行政無線は維持したまま、移動系をIP無線と衛星無線に入替え
衛星無線用外部アンテナ設置のようす
防災行政無線室に衛星無線とRoIPゲートウェイを設置
お客様の声
防災行政無線室には同報系防災行政無線の操作卓があります。以前はもう一つこれと似たような移動系防災行政無線の操作卓がありました。
必要なときすぐに持ち出せるように、車輌で出動する際に必要なオプション類などをセットして、ケースに入れて用意しています。
「1台のIP無線で周りの全員が受信音を聞けて便利」ということで、執務室での受信用にスピーカーフォンユニット VE-SP1を導入しました。
乾電池でも運用できるので、いざというとき外に持ち出せるのもいいですね。
移動系防災行政無線からIP無線になって操作が簡単になり、どの職員も怖がらずに使用できるようになったのはとても良かったです。しかも通話品質が良いので活用想定も生まれ、導入コストが以前に比べて大幅に下がったこともあって、増設することができました。
無線機の充電は各関係部署でされているのですね。
はい。無線機は災害が発生してから配るのではなく、普段から各関係部署に配置してあります。
もしイベントなどで無線機を使用するとなると、各関係部署から借りてきて集める手間がかかりますが、災害の危険度が高まった際にすばやく対応することを優先して、現時点ではこのような運用にしています。
衛星無線のほうは、いかがですか。
建物などで遮られると衛星の電波を受信できなくなってしまうので、携帯端末を持って立つ場所が重要になるなど、使い方に少しコツがいりますね。衛星電話の最新の機種は品質も向上していますので、機会があればぜひデモをお試しください。
移動系防災行政無線のときにあった課題はかなり改善されましたが、まだ残っている課題の解決に、引続き取組んでまいりたいと思います。