携帯電話が通じない場所から連絡する手段としての無線機
簡易無線 中継装置
連絡にかかる時間を圧倒的に短縮した無線機
株式会社日光自然博物館 様
業種 : 博物館 / 観光・文化施設運営管理
職員数:34 名(2026 年6 月1 日現在)
株式会社日光自然博物館様は、最新のデジタル技術を導入した体験型展示も活用し日光の自然や歴史を紹介する栃木県立日光自然博物館をはじめとした、複数の観光・文化施設を管理運営されています。
日光国立公園認定ガイド7 名のうち4 名が所属しており、奥日光のエキスパートである「自然解説員(ネイチャーガイド)」の案内で、自然の様々な現象を五感で体験できるアクティビティも人気です。
株式会社日光自然博物館様は、最新のデジタル技術を導入した体験型展示も活用し日光の自然や歴史を紹介する栃木県立日光自然博物館をはじめとした、複数の観光・文化施設を管理運営されています。
日光国立公園認定ガイド7 名のうち4 名が所属しており、奥日光のエキスパートである「自然解説員(ネイチャーガイド)」の案内で、自然の様々な現象を五感で体験できるアクティビティも人気です。
無線機の使用環境
中禅寺湖東端に位置する日光自然博物館と、戦場ヶ原の玄関口にある赤沼自然情報センター、ネイチャーガイドのツアーや低公害バスの運行が行われるフィールドなど、起伏のある全長約10km ほどの範囲で連絡を取り合います。
通信範囲の中央付近に位置する赤沼自然情報センターに中継装置とアンテナ、日光自然博物館には固定局とアンテナを設置しています。
無線機の導入で改善したこと
お困りごと1
フィールドは携帯電話が通じないエリアが多く、連絡を取るためには、携帯電話の電波が入る場所か電話のある場所まで歩いて行く必要があった。
改善!
携帯電話の圏外から連絡できるようになった
何かあったときにすぐ対応できるよう、携帯電話の電波が届かない場所でも通信できるデジタル簡易無線を、各ガイドと低公害バスに導入しました。
これで、何時間もかけて歩いて戻らなくても、連絡ができるようになりました。
お困りごと2
無線機同士で通信できない距離の連絡は、エリアの中心付近にある赤沼自然情報センターが、口頭でリレー連絡していた。
しかし、職員がいない時間帯などは、すぐに対応できないという課題があった。
改善!
通信範囲が拡大、いつでも連絡できるようになった
それまで口頭でリレーしていた赤沼自然情報センターに中継装置を設置し、無線機もすべて中継対応の機種に入替えました。
これにより口頭でのリレーは不要となり、いつでも直接、フィールドから博物館への連絡が可能となりました。
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無線機導入前
無線機導入前の連絡は、携帯電話の通じる場所か電話のある場所まで、何時間もかけて戻るしかありませんでした。
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無線機導入後
無線機を導入し、携帯電話の圏外から連絡できるようになりました。
フィールドからの連絡は、中間地点の人が博物館に口頭でリレーしていました。 -
中継装置導入後
中継装置の導入で、全エリアに一斉連絡できるようになりました。
通信の例
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ガイド - 複数のグループに分かれたツアーでのガイド同士の連携、雷や倒木・雪崩など危険情報の共有、急病人やトラブルの連絡・応援要請 など
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低公害バス - 運行が時刻表より遅れてしまう場合の連絡、満員で全員が乗りきれないなどイレギュラー発生時の連絡 など
お客様の声
小学生のツアーの場合、複数のガイドが各グループについて移動します。
「雷鳴が聞こえたので戻りましょう」「保健の先生はどこですか」など、現地でガイド同士が連絡を取りあうのにも無線機を使います。
バスの通る道は細く、同時に二台入ってしまうと、途中ですれちがうことができません。
そのため、時刻表より遅れて出発することになった場合などは、無線機で連絡して待機などの打合わせをします。
国立公園なので、携帯基地局の設置は容易ではなく、携帯電話の通じないエリアが非常に多いです。
中継装置のアンテナ設置も、できるだけ建物に影響がない形での施工となりました。
誤ってスイッチなどに触れることがないよう、中継装置は鍵付きのラックに収納しています。
送受信には別途、携帯機を使っています。
博物館の車輌に描かれたキャラクターは、日光東照宮の三猿(さんざる)とは逆に、「見て・聞いて・伝える」好奇心いっぱいの3頭のクマ。日光の自然や歴史のすばらしさを、多くの人に見て聞いて伝えてほしいという願いがこめられてます。
四季折々に様々な表情を見せる日光の大自然を、ぜひご体験ください。
ネイチャーガイドのプランを立てる際には、事故を予防する視点を重要視されているんですね。
自然を相手とするアクティビティですので、安全確保を最優先にすることが重要です。
無線機は、安全対策の一つとして整備されたのですか。
活動範囲では携帯電話の通じるエリアが限られていますから、携帯の圏外でもすぐに連絡が取れる手段として、まず免許がなくても使えるデジタル簡易無線※を導入しました。
※註:当初は、登録局のデジタル簡易無線を導入されていました。

そのときは、中間地点(赤沼自然情報センター)の職員の方が一度フィールドからの連絡を受信して、その内容を再度送信することで、博物館まで伝えてくださっていたんですね。
そうなんです。ただ、赤沼自然情報センターにいる職員が接客中だったりいない時間帯だったりすると、すぐに対応できないので、そこは課題でした。
それで、中継装置の導入をご検討いただいたのですね。
2025 年2 月8 日に、庵滝(いおりだき)という氷瀑で雪崩が発生しました。
前日が大雪だったので当館では危険性があると判断してツアーを実施しなかった日なのですが、その雪崩に遭った方のうちの一名が滝壺に落ちてしまうということがあったんです。
こちらのガイドの方が同行していないグループだったんですね。
そうです。個人のグループだったんですね。濡れてしまったのですぐに救急を手配しなきゃならないんですけども、救急を手配できるところまで行くのに2時間かかる場所でした。手配しても、救急隊が到着するのにまた時間がかかりますし…。
でもその日はたまたま現場近くに、うちで開催したWFA(野外災害救急法)※2 の講習を受けた人が何人かいて、パッキングという適切な処置が行われて、その方は助かりました。
なお、日光国立公園認定ガイド
救急法の技術を持った方が近くにおられて、本当に良かったです。
その庵滝付近からも、無線機の通信はできるのですか。
中継装置を導入する前から、手を伸ばせば場所によって通じるポイントはありました。
中継装置の導入後にも庵滝のツアーに行って道中いろいろ試しましたけど、全部良好に聞こえて安心だねという話をしたりしました。
根名草山のように離れた場所でも、尾根に出ればつながりましたね。※3
それは良かったです。中継装置があれば、赤沼自然情報センターに職員の方がいないときでも通信できるので、時間の制約もなくなりましたね。
丘を越えた谷になっている所に、通信が届きにくい場所がまだ一部あるんですが…。
そうなんですよね…。
車の屋根の上にアンテナを出すというご提案をしたんですが、あれはいかがですか。

携帯機のアンテナよりは通じますね。
導入機種
- デジタル簡易無線機 SRM420U 4台
- デジタル簡易無線機 SR810UA 14台
- 簡易無線中継装置 EXR-7000CR 1台




