通信距離を気にせず使える「IP無線」が急増
総務省は、2016年5月末までにタクシー無線のデジタル化を完了しました。
現在は、携帯電話の通信網を利用した「IP無線」が、台数制限・地域規制もなく基地局の設置や免許申請も不要な通信手段として広く普及しています。
「IP無線」は携帯電話が通じる場所ではどこでも通信できるため、従来のタクシー無線では通話品質が低下するような入り組んだ場所でも安定した通話が可能で、タクシー無線として導入されるケースも増えています。
携帯電話キャリアも、ドコモ、au、ソフトバンク、と選択肢が広がり、使用地域の特性に合わせて選べます。
また、「IP無線」は位置情報サービスなどのGPS位置管理システムを低コストで使用することが可能です。
そのため、タクシー以外にコミュニティバスなどの新規バス事業や運転代行業などでも「IP無線」の導入が増えています。
車両同士の業務連絡に活躍する「業務用無線」
もちろん現在も、多くのタクシー・バス事業で「一般業務用無線」が使用されています。
また、数台で団体客を運ぶ観光バスでは、バス同士の連絡に「業務用簡易無線機」が使われることもあります。
バスを降りて、ツアー客を案内する際に「ガイドシステム」が使われる場合もあります。
おすすめの業種・ご利用シーン
タクシー・観光バス・スクールバス・送迎バス・ツアーガイド・運転代行など
IP無線
- 通話距離 全国
- 資格不要
- 申請不要
一般業務用無線(車載機)
- 通話距離~10km
- 資格必要
- 申請必要